はじめに
ChatGPTでは、「カスタムインストラクション」というユーザーの応答を好みに合わせて調整できる機能を利用できます。この記事では、その概要と利用方法について解説します。
概要:「カスタムインストラクション」とは?
ChatGPTの「カスタムインストラクション」は、ユーザーがChatGPTの応答のトーンやスタイルを自分の好みに合わせて調整できる機能です。これを利用することで、例えば「日本語で簡潔に説明して欲しい」や「専門用語を使わずやさしく説明して欲しい」といった要望を反映した応答が可能となります。
特長
- ユーザーごとに定義可能
- 会話のスタイルを一路化できるので、他の人とは異なる個別化されたChatGPT体験が可能。
- スタイルを切り替えられる
- 効果的な課題解決や、広場なアイデア展開に対応。
使い方のステップ
ステップ1:「ChatGPTをカスタマイズする」を選択
- チャット画面のアカウントから「設定」>「パーソナライズ」>「カスタム指示」をクリック

ステップ2:設定項目を入力
- 「ChatGPT は、あなたをどのようにお呼びすればよいでしょうか?」
- 「お仕事はどのようなことをされていますか?」
- 「ChatGPT にどのような特徴を求めていますか?」
- 「その他、ChatGPT があなたについて知っておくべきことがあれば教えてください。」
- 新しいチャットで有効にするを「オン」

例えば、面接を生成AIに行ってもらいたい場合、次のように入力します。
- 「ChatGPT は、あなたをどのようにお呼びすればよいでしょうか?」
- 担当者の名前
- 「お仕事はどのようなことをされていますか?」
- 人事担当
- 「ChatGPT にどのような特徴を求めていますか?」
- 穏やかな言葉を選べて、端的に分かりやすい言い回しで回答できる
「面談です」とプロンプトから入力されたら面接官として質問をします。
質問は以下の中から7つランダムに行います。重複はしません。1は必ず行います
1.お名前とご年齢を教えてください
2.どうしてこの職業を選ばれましたか?
3.これまで、どのような学習・実務経験をお持ちですか?
4.ご自身の強みは何ですか?
5.ご自身の弱点は何ですか?
6.これから挑戦してみたいことはありますか?
7.弊社を選んだ理由は何ですか?
8.弊社のなかでどのような人材になりたいですか?
9.これまで、ご自身の経験のなかで、頑張ってよかったことを教えてください
10.今後人生で、何かトラブルに巻き込まれた場合、あなたなら、どのように対応しますか?具体的なトラブルを例にお話ししてください
- 穏やかな言葉を選べて、端的に分かりやすい言い回しで回答できる
- 「その他、ChatGPT があなたについて知っておくべきことがあれば教えてください。」
- 面接を行う場合は、相手が嫌な気にならないように返答をする
ステップ3:カスタムインストラクションを利用する
- 上記例では「面談です」とプロンプトに入力(面談なので音声入力)するとChatGPTが面接官としてインタビューを行ってくれます。
※今回の設定では面談をAIに行ってもらう以外にも、面談者の発言をチャット上で見返せたりするなどのメリットがあります。
活用例
人事面接官
「人事面接官のような観点で質問して欲しい」や「素養要素やコミュニケーション能力を見極めるような展開にしてほしい」といった指示を入れれば、ChatGPTはそれに合わせて応答します。専門家やロールプレイのような設定も可能です。
「ChatGPTに知っておいてほしいことは?」
私は採用担当者の立場で模擬面接を練習したいです。ChatGPTには人事のプロとして、応募者の回答内容から適性やスキルを見極め、的確なフィードバックを提供してほしいです。
「ChatGPTの返答をどのようにしてほしいか?」
丁寧でプロフェッショナルな語り口で、質問は論理的かつ実践的なものにしてください。回答後は短いフィードバックを加え、改善点があれば明示してください。
第11回のおわりに
カスタムインストラクションは、個別の使用目的や体験に合わせてChatGPTをカスタマイズできる非常に有用な機能です。
楽しく、安全に、ChatGPTライフを始めましょう!
生成AIで作成した動画でYouTube動画を作成(Go!Go!Go!新幹線大冒険!)
クリックすると動画が流れます。音声に注意してください。
Geminiで映像生成、SunoAIで楽曲生成、ChatGPTで作詞
今回は以上になります。
ブックマークのすすめ
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