目標
VBAの算術演算子と代入演算子を理解して利用できる。
演算子には算術演算子・比較演算子・論理演算子・代入演算子・連結演算子があります。この記事では四則演算に利用される算術演算子と計算結果などを代入できる代入演算子について書いています。
演算子の優先順位
演算子が同時に利用されている場合は、以下の順番で演算処理が行われます。
- 算術演算子
- 比較演算子
- 論理演算子
算術演算子とは
算術演算子は、プログラムの中で加減乗除（足し算・引き算・掛け算・割り算・割り算の余り・べき乗）などの計算を行わせるための記号を指します。
※算術演算子内同士にも優先順位があります。
| 算術演算子 | 利用例 | 利用例の意味 | 優先順位 |
| ＾ | 3^2 | 3の2乗 → 3×3で値は「9」 | 高 |
| * | 3*2 | 3掛ける2 → ３×2で値は「6」 | /と同じ |
| / | 4/2 | 4割る2 → 4÷2で値は「2」 | *と同じ |
| \ | 3\2 | 3÷2の商（余りや小数点以下は含まない） → 計算の値は 3÷2=1.5 のうち「1」 | |
| Mod | 5Mod2 | 5÷2の余り（商の「2」ではない） → 計算の値は 5÷2=2（商）…1（余り）のうち「1」 | |
| + | 3+2 | 3 + 2 で値は「5」 | -と同じ |
| – | 3-2 | 3 – 2 で値は「1」 | +と同じ |
代入演算子とは
プログラムでは算術演算で演算処理を行った結果を変数に保管したい場面が多くあります。そういったときに利用されるのが代入演算子です。代入演算子の記号は「＝」です。
| 代入演算子 | 意味 |
| 変数 = 代入したい値（数値や文字列） | 右辺の値（数値や文字列、計算結果など）を 左の変数に代入します。 |
※記号「=」は使われ方によって「代入演算子」以外にも「比較演算子」としても利用されます。比較演算子として利用される場合は制御構文の「条件」として利用されます。
今回は以上となります。
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