VBScriptを学びたい方はVBAの記事も参考にしてみてください。
目標
タスクスケジューラの概要をして利用できる。
タスクスケジューラからVBScriptファイルを呼び出す設定ができる。
タスクスケジューラの概要と利用方法
タスクスケジューラとは
タスクスケジューラはWindowsに標準でインストールされているソフトウェアです。決まった時間や定期的に実行したいタスクを登録(ファイル(ソフトウェア)などを設定)して自動実行させることができます。
タスクスケジューラのアイコン
タスクスケジューラの利用方法
タスクスケジューラの起動
タスクスケジューラの起動方法としてはいくつかありますが、ここでは二種類取り上げます。
「Windows管理ツール」からの起動
「スタートメニュー」>「Windows管理ツール」>「タスクスケジューラ」
スタートメニュー(Windowsの旗マーク)をクリックします。
メニューが展開されるのでスクロールしてWindows管理ツールをクリックします。
Windows管理ツールが展開されるので「タスクスケジューラ」をクリックします。
以上がひとつ目の起動方法です。
「検索ボックス」からの起動
「キーボードのスタートメニュー(Windowsの旗マーク)」と「R」を同時にクリックします。
検索ボックスが表示されます。
検索ボックスに「taskschd.msc」と入力して「OK」をクリック
「OK」をクリックします。
これでタスクスケジューラが起動します。以上がタスクスケジューラの起動方法となります。
タスクスケジューラの管理画面を確認する
左の赤枠「コンソールツリー」
中央部分「タスクスケジューラの要約」
右の緑枠「操作ウィンドウ」
となります。
タスクスケジューラの設定
タスクスケジューラの設定は次の手順で行います。
1.タスクスケジューラライブラリに新しいフォルダを作成する
2.タスクの作成を行い必要な設定(全般タブ・トリガータブ・操作タブ)を行う
1.新しいフォルダの作成
タスクスケジューラライブラリの中で新しいフォルダを作成します。
タスクスケジューラライブラリフォルダの上で右クリックします。メニューが出てくるので「新しいフォルダー」をクリックします。
名前の入力ボックスが表示されるので管理しやすい名前を付けます。ここでは「sample」として作成します。
作成したsampleフォルダをクリックします。
この時点では中央部分は何もない状態となっています。
2.タスクの作成
作成したフォルダ(今回はsampleフォルダ)の上で右クリックして「タスクの作成」をクリックします。
タスク作成のダイアログボックスが表示されます。
タスクの作成「全般」タブの設定
①名前(タスク名)を入力します。
②説明部分を入力します。(どんなタスクなのか後からでも分かるように記載します。)
続いて「トリガー」タブ内の設定を行います。トリガータブを開いて新規をクリックします。
タスクの作成「トリガー」タブの設定
トリガーには次の内容を設定します。
①タスクの開始を選択…タスクがどんなイベントで開始するのかを設定します。
➁タスクの設定を選択します。…タスクの頻度を設定します。
③タスクの開始時間を設定します。…最初のタスク開始日時を設定します。
➃その他の詳細設定を登録します。…その他稼働エラー時の繰り返し等を設定します。
今回は、①を「スケジュールに従う」に、➁を「1回」、③を記事執筆時の10分後とします。
設定が終わったら「OK」をクリックします。トリガーが設定されたのが確認できます。
続けて操作タブでの設定へ移ります。
タスクの設定「操作」タブの設定
操作タブを開いて「新規」をクリックします。
「新しい操作」のダイアログボックスが表示されます。
操作は「プログラムの開始」を選択します。その他の設定は非推奨なので基本的に選択することはありません。
次に「プログラム/スクリプト」を設定します。
「参照」をクリックして起動させたいファイルを選択します。
今回は作成したVBScriptを選択します。エクスプローラーが立ち上がるので「デスクトップ」>「test.vbs」と選択して「開く」をクリックします。
スクリプトファイルが設定されるので「OK」をクリックします。
タスクの作成ダイアログボックスに戻ります。操作が登録されているのを確認して「OK」をクリックします。
以上でタスクスケジューラにイベントが登録されます。「次回の実行時間」などを確認できます。
時間になるとタスクが実行されます。
今回は以上になります。次回はタスクスケジューラに設定したVBScriptのファイルを隠しファイルに設定する記事になっています。
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