05-Python

Python(Part.–)| python【ユーザー定義関数(1)】| The Basics of python [user-defined function(1)]

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目標 Objectives

「関数」と「ユーザー定義関数」について理解する。
「ユーザー定義関数の定義方法」について理解する。
「ユーザー定義関数の呼び出し方法」について理解する。

ユーザー定義関数 user-defined function

関数とユーザー定義関数
function and user-defined function

プログラミングの 「関数 」とは、再利用可能な機能のかたまりのことで、プログラムの中で、あらかじめ決められた一連の処理を行わせるために、準備された命令の集まりのことです。このため「関数」は「プログラムの部品」と呼ばれます。

そして、この「関数」のうち、ユーザー(プログラマ)が作成するものを「ユーザー定義関数」と呼びます。

「関数」のうち、プログラミング言語が準備しているものを「組み込み関数」や「ビルドイン関数」と呼びます。

「ユーザー定義関数の定義方法」

pythonで関数を定義する場合は、関数の頭部「関数の定義の宣言」「関数の命名」「仮引数が必要な場合は必要な仮引数の準備」を行い、関数の本体として「ブロック内に必要な処理の準備」を行います。

具体的には次の通りです。

仮引数が必要な場合

def methodName(parameter1, parameter2, parameter3):

    # ここに必要な命令を記述
    # ブロックの中では仮引数名を利用できます。
    pass
  1. 「関数の定義の宣言」…「defキーワード」を記述
  2. 「関数の命名」…上の例では「methodName」が名前です。
  3. 「必要な仮引数の準備」…仮引数は()の中に必要なだけ準備します。
  4. 「コロン(:)の記述」…関数頭部の末尾にコロンを付ける
  5. 「ブロック内に必要な処理の準備」…上の例ではpass文を利用しています。

pass文は「処理がない場合」「処理が決まっていない場合」に利用します。上の例では関数の定義方法の確認なので、ひとまず、pass文を記述しています。

三角形の面積を求める関数を例に、仮引数を準備した宣言を行うと次のようになります。

# 三角形の面積を求める関数
def methodName(triangle_base, triangle_height):
    # 底辺 × 高さ ÷ 2
    print(triangle_base * triangle_height / 2)
  1. 「関数の定義の宣言」…「defキーワード」を記述
  2. 「関数の命名」…上の例では「methodName」が名前です。
  3. 「必要な仮引数の準備」…仮引数は()の中に必要なだけ準備します。
  4. 「コロン(:)の記述」…関数頭部の末尾にコロンを付ける
  5. 「ブロック内に必要な処理の準備」…上の例では一行の処理を準備しています。

関数の定義は「部品の準備」です。プログラムを実行しても、上のプログラムだけでは関数は実行されません。関数は呼び出されることで実行されます。

仮引数を準備すると、関数の呼び出し時に仮引数部分に指定した実引数(実際の値)をブロック内に呼び込む処理を記述できます。

仮引数が必要ない場合

def methodName():

    # ここに必要な命令を記述
    pass
  1. 「関数の定義の宣言」…「defキーワード」を記述
  2. 「関数の命名」…上の例では「methodName」が名前です。
  3. 「必要な仮引数の準備」…仮引数が必要がない場合は()の中身を空とします。
  4. 「コロン(:)の記述」…関数頭部の末尾にコロンを付ける
  5. 「ブロック内に必要な処理の準備」…上の例ではpass文を利用しています。

「ユーザー定義関数の呼び出し方法」

関数は呼び出しの命令を行うことで、実行の対象となります。関数の呼び出しを行うと、呼び出しを行った箇所で、関数が適用されます。具体的には関数の名前を利用して呼び出しを行います。

# 三角形の面積を求める関数
def methodName(triangle_base, triangle_height):
    # 底辺 × 高さ ÷ 2
    print(triangle_base * triangle_height / 2)

# 関数の呼び出し
methodName(10, 7)     #  この行では、print(10 * 7 / 2) が行われます。 
# 関数の呼び出し
methodName(6, 12)     #  この行では、print(6 * 12 / 2) が行われます。
# 関数の呼び出し
methodName(55, 38)   #  この行では、print(55 * 38 / 2) が行われます。

関数の呼び出しは、関数の定義の後でのみ行えます。次のように定義前の呼び出しは「NameError」となり行えません。

# 関数の呼び出し
methodName(10, 7)

# 三角形の面積を求める関数
def methodName(triangle_base, triangle_height):
    # 底辺 × 高さ ÷ 2
    print(triangle_base * triangle_height / 2)

今回は以上になります。
That’s all for this time.

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