01-VBA

演算子|Excel VBA (Part.7)【その他の演算子】Is演算子

お知らせ

こちらの記事は、電子書籍「難しく考えないExcel VBA基礎学習編」として出版されました。記事は途中までが試し読みの対象となります。

howahowablogのVBA記事が電子書籍にて販売となりました。

目標

VBAのIs演算子について理解し利用できる

演算子には算術演算子・比較演算子・論理演算子・代入演算子・連結演算子があります。この記事ではオブジェクトの比較を行ってくれるIs演算子ついて書いています。

Is演算子の概要と利用方法

Is演算子とは

それぞれの変数が同じオブジェクトを参照しているかを確認してTrue/Falseの値を返す比較演算子です。参照のイメージが湧きづらい場合は次の記事を参考にして下さい。

ExcelVBAの変数 (Part.3) バリアント型編ExcelVBAのバリアント型変数の使い方について説明しています...

Is演算子の構文と利用方法

Is演算子の構文

『オブジェクト変数1』 Is 『オブジェクト変数2』

上の比較が合えば「True」、違えば「False」となります。

Microsoft Learnでは以下のように表記されています。

result = object1 Is object2

resultに「True」か「False」が入ります。

object1に1つ目の変数を指定します。 object2に2つ目の変数を指定します。

object1やobject2に指定するものが『変数』というところが注目ポイントです。

Is演算子の利用例(1)

Worksheetオブジェクトの参照を比較します。
Sub IsOperator1()

    Dim ws1 As Worksheet
    Set ws1 = Worksheets(1)
    
    Dim ws2 As Worksheet
    Set ws2 = ws1
    
    Dim ws3 As Worksheet
    Set ws3 = Worksheets(1)
    
    MsgBox ws1 Is ws2
    MsgBox ws1 Is ws3
    
End Sub

ws2にws1を直接代入したときの2つの参照先は同じか?

実行結果:Trueを返します。

ws3にはws1からの代入ではなく、Worksheet番号を利用してws1と同じシートを代入。この時の2つのオブジェクトの参照先は同じか?

実行結果:Trueを返します。

この記事の試し読みはここまでとなります。

Is演算子の利用例(2)

Is演算子の利用例(3):クラスモジュールの利用

今回の内容は以上となります。

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