目標
ExcelVBAで利用するオブジェクトについて理解する。
ExcelVBAでのオブジェクトの概要
ExcelVBAでのオブジェクトとは、「処理や設定の対象となるもの」です。次の表は具体的なオブジェクトの種類です。
オブジェクトの種類 | オブジェクトを扱うためのVBAの記述 |
Excel(アプリケーション) | Application |
ブック | Workbooks(“ブック名.xlsx”) |
シート | Worksheets(“シート名”) |
セル | Range(“セルの番地”) |
フォント | Font |
図形 | Shapes(“図形の名前”) |
オブジェクトの指定方法
オブジェクトは大きいものから順にドット(.)で繋げて指定します。
例:Excelブック(ブック名がbook1の場合)でシート(シート名がSheet1の場合)を指定する場合は
Application.Workbooks(“book1.xlsm”).Worksheets(“Sheet1”)
と指定します。
シート(シート名がSheet1の場合)を指定する場合は
Worksheets(“Sheet1”)
シート「Sheet1」のセル「A1」を指定する場合は
Worksheets(“Sheet1”).Range(“A1”)
シート「Sheet1」のセル「A1」内の「フォント」を指定する場合は
Worksheets(“Sheet1”).Range(“A1”).Font
シート「Sheet1」が既に選択された場合の「A1」内の「フォント」の指定
Range(“A1”).Font
各オブジェクトには持ち物(プロパティ)がある
プロパティとは属性(オブジェクトの持つ設定項目)のことです。
オブジェクトの使い方
Option Explicit
Sub controlObject()
Worksheets("Sheet1").Range("A1").Select
ActiveCell.Interior.Color = vbRed
ActiveCell.Offset(0, 2).Select
ActiveCell.Interior.Color = vbGreen
ActiveCell.Offset(0, 2).Select
ActiveCell.Interior.Color = vbBlue
ActiveCell.Offset(1, -4).Select
ActiveCell.Value = "オブジェクトを操作しました"
End Sub
「Interior」や「Offset」などの説明は次の機会に。
実行してみる
今回は以上です。
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