目標
配列(静的配列)を理解して利用できる
配列の概要と利用方法
配列とは
配列とは複数の値を順番に保管することのできるデータ構造です。保管されるひとつひとつのデータの型は共通となります。
静的な配列とは
配列には箱の数を「後から変えられないもの」と「後からでも変えられるもの」があります。このうち箱の個数を後から変更できないものを静的配列といいます。(後から変更できるものを動的配列といいます。)静的配列か動的配列かは宣言の仕方によって決まります。
配列の利用方法
配列の利用に重要なステートメント、キーワード、関数
Dimステートメント
ReDimステートメント
Preserveキーワード
Array関数
Variant型
LBound関数
UBound関数
Eraseステートメント
配列(静的配列)の基本的な利用方法(1)
構文
Dimステートメントで「配列の変数名」「配列の個数」「配列中に入る値のデータ型」を宣言します。
Dim 配列変数名(配列の個数-1) As データの型
配列変数名の丸カッコ()の中は必要な箱の個数を指定します。箱の個数はひとつめを「0」から数えるのが決まりなので、例えば「5つ」の箱が欲しい場合は「0,1,2,3,4」で5つなので「4」を指定します。
Dim Hairetsu(4) As Integer のように宣言すると数字が5つ入る配列が作れます。下の例文では型にString型を指定しているので文字列を5つ入れる配列が作成されています。
宣言
Dim 配列変数名(4) As String
代入方法
配列変数名(0) = “ひとつめの値”
配列変数名(1) = “ふたつめの値”
配列変数名(2) = “みっつめの値”
配列変数名(3) = “よっつめの値”
配列変数名(4) = “いつつめの値”
例文
Dim Hairetsu(4) As String
Hairetsu(0) = "あいうえお"
Hairetsu(1) = "かきくけこ"
Hairetsu(2) = "さしすえそ"
Hairetsu(3) = "たちつてと"
Hairetsu(4) = "なにぬねの"
配列(静的配列)の基本的な利用方法(2)
配列の箱はひとつめを「0」から数えるのが決まりですが、始まりと終わりの数を指定することもできます。例えば「5つ」の箱を「1,2,3,4,5」と数えたい場合は次のように宣言します。
Dim Hairetsu(1 To 5) As Integer のように宣言すると数字が5つ入る配列を「1番」から数えることが出来ます。
構文
Dim 配列変数名((始まりの数 To 終わりの数) As データの型
宣言
Dim 配列変数名(1 To 5) As String
代入方法
配列変数名(1) = “ひとつめの値”
配列変数名(2) = “ふたつめの値”
配列変数名(3) = “みっつめの値”
配列変数名(4) = “よっつめの値”
配列変数名(5) = “いつつめの値”
例文
Dim Hairetsu(1 To 5) As String
Hairetsu(1) = "あいうえお"
Hairetsu(2) = "かきくけこ"
Hairetsu(3) = "さしすえそ"
Hairetsu(4) = "たちつてと"
Hairetsu(5) = "なにぬねの"
今回は以上となります。
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