ExcelVBAの「Worksheetsプロパティ」| 現役エンジニア&プログラミングスクール講師

目標

ExcelVBAのWorksheetsプロパティを理解して操作できる

ExcelVBAではプロパティを知るとかなり多くの処理を自動で行わせることができます。加えて、VBAのプログラミング学習では変数や制御構造を学ぶ前にいろいろな設定を経験すると制御構造や様々なデータ構造の学習に入ったときに、オブジェクトやプロパティについて悩まなくてもよくなるので学習効率が良くなります。

ExcelVBAでよく使う「9つのプロパティ」

WorkSheetsプロパティの概要と利用方法

WorkSheetsプロパティとは

エクセルブック内の全ワークシート、または特定のワークシートを取得するプロパティです。

WorkSheetsプロパティの利用方法

WorkSheets(“シート名”)　WorkSheets(シート番号)

WorkSheetsプロパティでのシート取得方法は2種類あります。

【WorkSheetsプロパティの2種類の利用方法】

WorkSheetsプロパティでのシート取得方法は2種類あります。

シート名でワークシートを取得する場合は「WorkSheets(“シート名”)」のように記述します。記述時 ()の中で　””　を付け忘れないように注意します。

シート番号でシートを取得する場合は「WorkSheets(1)」のようにシート番号を記述します。この場合、　””　は必要ありません。

※ ブック内のワークシートが次のような場合、「シート名」に対する「シート番号」はキャプチャ内の通りとなります。

VBAで上図を確認してみます。

サンプルプロシージャ

Sub sheetName()

    Dim i As Integer   'For文用のカウンタ変数
    Dim SN As String   'シート名を取得するための変数
    Dim WSN As Integer 'シート番号を取得するための変数
    
    WSN = Worksheets.Count      '現在のシートの枚数をカウントしてWSNへ代入
    
    For i = 1 To WSN            'シートの枚数分の繰り返しを行う
        SN = Worksheets(i).Name 'シート名を取得してSNへ代入
        
        'シート番号とシート名の確認
        MsgBox "シート番号は「" & i & "」シートの名前は「" & SN & "」です"
    Next

End Sub

稼働をとってみる

実行結果

WorkSheetsプロパティの利用でよく目にするパターン

今回は以上となります。

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